学輪IIDA ~地域と大学をむすぶ新しいカタチ~

今年度の南信州・飯田フィールドスタディは、「『学びの宝庫、飯田』でコミュ力UP‼」と銘打ち、第1回を8月4日(金)から7日(月)、第2回を9月3日(日)から6日(水)のともに3泊4日の日程で開催し、合計で7大学122名の学生及び先生方にご参加いただきました。

「南信州・飯田フィールドスタディ2017プログラム(1回目)」はこちら

「南信州・飯田フィールドスタディ2017プログラム(2回目)」はこちら

今年度のフィールドスタディから本格的にアクティブラーニングの手法を取り入れ、学生たちが主体的に学ぶことができる機会としました。加えて、「コミュニケーション能力の向上」のために、街頭インタビューなどのフィールド調査や農家民泊での意識調査を取り入れました。

また、学生によるディスカッションやグループワークを重視した、参加学生に「感じる」→「知る」→「考える」→「形にする」→「伝える」のそれぞれの力を身に付けてもらう組み立てとし、学生たちが考えやすいよう、初めてミッション形式のフィールドスタディとしました。

最終ミッションをそれぞれ、「『地域づくり』に主体的に関わる人を増やすための施策・事業を飯田市に提案せよ!」(1回目)、「飯田の地域づくりにみる『強み』は何か。-リニア時代に向け磨き上げるべき強みを飯田市に提案せよ―」(2回目)に設定し、ミッションをコンプリートするために、チームごとに調査を行いました。そして最終日には、飯田市の職員にチームごと提案を行いました。学生の皆さんからは、地元の人間では気づかないところに目を向けた提案をたくさんいただきました。

今回のフィールドスタディを通じて、参加学生からは

・講義だけでなく、現地調査を行うことで課題点や発見などを肌で感じ、主導的に取り組むことができた。
・大変良い収穫ができたと思っております。わずかな情報しか理解することはできなかったと思いますが、飯田市に対して「愛」を感じ取り、素敵な市街地だと思います。
・街頭インタビューとプレゼンは自分にとってかなり勉強になって、自分の能力を鍛えられたと思います。
・3泊4日がとても長く疲れたが、大切な情報として吸収することができた。

という感想をもらうことができました。

一方で、

・多くのことを伝えていただこうとするのは分かるが、もう少し余裕感がないと全体を見渡して活動ができない。
・講義が多く、もう少し体験を行いたかった。

という意見もいただきました。

これらの意見は、次年度以降のフィールドスタディに生かしていきたいと思います。

多くの大学の学生、先生方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

引き続き、同事業に対してご意見やアドバイスをいただければ幸いです。