学輪IIDA ~地域と大学をむすぶ新しいカタチ~

大阪市立大学都市研究プラザは、2006年4月に創設されました。大阪市立大学は開学以来、都市の研究に注力してきた大学であり、その伝統の中から、都市再生へのチャレンジとして立ち上げた新しいタイプの研究施設です。

「プラザ」という名前が示すように、この施設は「広場」のイメージに基づいて作られた点に最大の特色があります。通常の大学の大学院や研究所のように、固定した施設とスタッフがいて、その枠組みの中で研究して成果を社会に還元するというタイプの組織ではありません。核になる施設は大学のキャンパス内に設置されていますが、大阪の街・海外の都市にも、小回りが利く、移動可能なサテライト施設である「現場プラザ」や「海外サブセンター」が設けられており、つまり、都市研究プラザは、研究やまちづくりネットワークの開かれた拠点であり、「都市」をテーマとする人たちが出会い、集まる場として機能しています。

また、都市研究プラザは国際学術誌City, Culture, and Society(CCS)を刊行して情報を世界に向けて積極的に発信しています。CCSは都市研究プラザが編集母体となり、世界的学術出版社のエルゼビア社から年4回発刊されています。