学輪IIDA ~地域と大学をむすぶ新しいカタチ~

筑波大学は,東京教育大学の移転を契機に,そのよき伝統と特色を生かしながら,1973年10月に特色ある総合大学として発足しました。東京の北東60km,258haに及ぶ広大で美しいキャンパスを有し,筑波研究学園都市の中核を担う教育研究拠点の創出を目標としています。筑波大学は,あらゆる面で「開かれた大学」となることを目指し,固定観念に捉われない「柔軟な教育研究組織」と次代の求める「新しい大学の仕組み」を率先して実現することを基本理念としています。2005年8月につくばエクスプレスが開通したことにより,つくば-秋葉原間が最短45分で結ばれています。

その中で大学院生命環境科学研究科地球環境科学専攻地誌学分野は,地球環境の実態とその自然科学的プロセスやメカニズムを時間的・空間的に研究し,かつ人間環境を含めて総合的に解明しようとする教育と研究を行っています。特にフィールドワークを重視した研究手法に特色があり,日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカなどにおける様々な地域を対象とした実証分析に取り組んでいます。本分野は人文地理学の研究領域において日本で最大の大学院組織であり,これまで多数の研究者,実務家を社会に送り出してきました。