大学連携会議「学輪IIDA」とは
学輪IIDAは、南信州・飯田フィールドスタディなどを通じて飯田市と関係を深めてきた大学・研究者等が、市と各大学との1対1の関係から、飯田を起点として相互につながる有機的ネットワークを形成するため、平成23年1月に第1回全体会を開催した際に設立されました。
学輪IIDAは、大きなコンセプトを「21世紀型の新しいアカデミーの機能や場をつくる」とし、研究者同士が相互に知り合い親交を深めつつ、モデル的な研究や取組を地域(産業界・教育界・住民・行政等)とともに行っていこうとするものです。
現在52大学約113名の研究者等に参画いただいています。
知のネットワークへの挑戦
飯田は高校卒業と同時に約8割の若者が地域を離れ、将来的にも約4割の方しか帰ってこない現状があり、若者(人材)の流出が大きな課題となっています。
一方で飯田は、日本の東西の中間点に位置する地理的条件や、「環境モデル都市」や「南信州定住自立圏」など地域独自の地域経営や多様な主体による各種取組が全国モデルの先進事例として注目されており、「南信州・飯田フィールドスタディ」などを通じて多くの大学研究者や学生達が飯田を訪れています。
また、平成23年1月、南信州・飯田フィールドスタディなどを通じてこれまで飯田と関係を深めてきた大学関係者等で、大学連携会議「学輪(がくりん)IIDA」を設立しました。
飯田の大学連携の取組は、様々な大学が飯田と関係を持ち、飯田に集い、飯田を起点に専門的知見を地域に呼び込んでいこうとするものです。
これからも飯田は、大学連携の取組などを通じて「飯田の豊かさを享受できる学術研究都市」を目指していきます。