飯田市が実施している「南信州・飯田フィールドスタディ」に今年も多くの大学生達にご参加いただきました。飯田をフィールドに、学生が大学を飛び出し、この地域の社会環境や自然環境を直接肌で感じながら、他大学の学生や地域住民との学習交流を通じて自らの問題意識を高めていただくとともに、若者(学生)の視点でこれからの地域づくりに関して提案いただくことは、地域にとっても価値ある取組と認識しています。
【南信州・飯田フィールドスタディ2015】
今年度の南信州・飯田フィールドスタディは、1回目を8月7日(金)から10日(月)に、2回目を9月8日(火)~11日(金)に、それぞれ3泊4日の日程で開催致しました。この南信州・飯田フィールドスタディは、定住自立圏や環境モデル都市の取組などこの地域の先進的な取組や、様々な分野における多様な主体による協働の取組について大学生等に学んでいただくプログラムで、今年度で8年目の取組となります。
今年の夏も大変暑い中でのフィールドスタディとなりましたが、牧野市長による当地域における地域政策に関する講義をはじめ、住民自治や公民館活動、環境、産業、文化活動といった分野における様々な取組について、地域住民を講師とした学習会や農家民泊、各種体験活動(りんごんへの参加・そば打ち体験など)を行い、地域住民との交流を通じて学習いただきました。
各フィールドスタディの最終日には「飯田への提言」として、今回の学習を踏まえて参加学生が感じた飯田の魅力や課題、それに対する対応策などについて報告・発表いただきました。
今年度は、2回のフィールドスタディを通じて6大学、107名の大学教員や学生に参加いただきました。
今回の飯田での様々な経験が、今後の学生の皆さんの取組や学習活動の糧になれば幸いです。