平成26年度の大学連携会議「学輪IIDA」全体会が、平成27年1月24日(土)から25日(日)にかけ、飯田市にて開催されました。
24日に開催された「公開セッション」には、大学研究者・市民・市職員など約250名が参加。飯田をフィールドとした大学の実践事例や学輪IIDAの取組に関する報告会、「地方消滅時代における飯田下伊那 - 右肩下がりの時代における持続可能な地域の実現のために -」をテーマにしたパネルディスカッションが開催されました。
大学の実践事例報告として、
○法政大学の髙栁俊男教授と大西亮教授より「法政大学国際文化学部国内SJ 研究の取組」について、
○上智大学の蘭信三教授と宮﨑産業経営大学の福本拓准教授より「グローカルシティ・飯田における多文化共生」について
それぞれご報告いただきました。
学輪IIDAの取組報告として、
○「共通カリキュラム構築プロジェクト」の取組について、和歌山大学の藤田武弘教授と立命館大学の平岡和久教授より報告がされました。
パネルディスカッションでは、しんきん南信州地域研究所の林郁夫所長がコーディネーターを務め、パネリストとして首都大学東京の大杉覚教授、立命館大学の森裕之教授、京都大学大学院の諸富徹教授にご登壇いただき、それぞれの先生方の考える現在の日本の置かれている現状や予想される未来や、この地域が取るべき手段や飯田の可能性などについてご発言いただきました。
25日の内部討議は、学輪IIDAに参画いただいている先生方にご出席いただき、飯田女子短期大学を会場に開催しました。
内部討議では、前日の公開セッションにおけるプロジェクトの報告等を踏まえるなかで、これからの学輪IIDAの方向性や具体的な取組などについて意見交換し、 これまでのプロジェクト活動を更に展開しつつ、新たな取組についても参加者を募りつつ取り組んでいくことを確認しました。