学輪IIDA ~地域と大学をむすぶ新しいカタチ~

令和4度学輪IIDA共通カリキュラム「多様性社会+ソーシャルキャピタル」フィールドスタディ(FS)を実施いたしました。

本年度は、東洋大学小林正夫先生と名城大学福島茂先生を中心に、飯田の様々な事例から「多様性社会」の在り方を考え、とそこに「ソーシャルキャピタル」がどのような意味を持つかということについて学ぶカリキュラムを組み立てていただきました。

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から全編オンラインでの実施となったものの、東洋大学、名城大学、立命館大学、和歌山大学から41名の大学生と、飯田高校、飯田風越高校、飯田OIDE長姫高校、下伊那農業高校、飯田女子高校から25名の高校生が参加し、全国の大学生と地元高校生、飯田で展開されている事例を通じてともに学ぶ機会となりました。

大学生と高校生は、グループごとに異なる調査対象者の方からヒアリングし、各大学の先生方の伴走型指導の下にその内容をまとめたグループ毎の発表を通じて、学びを深め合いました。

主な講義内容

【高校生向け事前学習会(7月22日)@ムトスぷらざ】

・ソーシャルキャピタル~豊かな市民社会を生み出す社会的土壌とは何か?(名城大学福島先生)
・「多様性社会」を考える視点(東洋大学小林先生)

【オンデマンド事前学習】

・多様性社会について飯田で学ぶ(東洋大学小林先生オンデマンド動画)
・近現代・飯田下伊那の地域形成史論から蚕糸業を中心として(飯田市歴史研究所田中研究員オンデマンド動画)
・ソーシャルキャピタル概論(名城大学福島先生オンデマンド動画)

【全体講義】

・佐藤飯田市長による講義
・飯田の地域自治と協働のまちづくり
・飯田市の公民館制度
・りんご並木をめぐる市民の関係性
・飯田のソーシャルキャピタル

【コース別調査】

Aコース:多文化共生と飯田のソーシャルキャピタル

・満蒙開拓と飯田下伊那の多文化共生

・ブラジル日系人コミュニティと地域

Bコース:移住者と飯田のソーシャルキャピタル

・移住者と地域の関係性

・U/Iターンの取組とネットワーク

・移住をめぐる行政のサポートとその方向性

Cコース:男女共同参画と飯田のソーシャルキャピタル

・農家・農村における男女の役割

・地域における女性参画の取組

 

発表会の様子(ムトスぷらざ現地会場にて)