学輪IIDA ~地域と大学をむすぶ新しいカタチ~

「学輪IIDA」の皆さま     *【添付資料】2013年度「SJ国内研修」事前学習シラバス

 

法政大学国際文化学部の高柳です。

本学部の第2回「SJ国内研修」(SJはStudy Japan)は本年9月、飯田・下伊那・上伊那に

おいて、7泊8日の日程で実施しました。

その2日目、市内のりんご庁舎で、飯沼さんをはじめとする市の職員から、市の概況や、とくに

多文化共生・多民族共生についてレクチャーを受けた際、飯田ケーブルテレビが取材に来て

くださり、ニュースになりました。

その番組が、同社のウェブサイトで見られます。よろしかったら、どうぞご覧ください。

・http://www.iidacable.tv/2ch/library2013.htm

 

本学部の研修は、外国人留学生が主対象であり、飯田・下伊那のような中山間地域においても

独自の国際関係や異民族との関係があり、それがこの地域の現在や将来に大きく影響している

ことを実地に学ぶことで、日本を多元的・複眼的に把握することが目的です。

研修参加者は、前期に毎週、事前学習授業(2単位)を受けることが必須ですが、その授業名

「世界とつながる地域の歴史と文化」という命名が端的に示す通りです(添付資料ご参照)。

 

今年の研修においても、4月に開館したばかりの満蒙開拓平和記念館(阿智村)を訪れ、見学

およびスタッフとの交流をもったほか、多数の外国人労働者の犠牲でつくられた平岡ダム(天龍村)と

その慰霊碑を見学したり、外国人を対象に市の公民館で開いている日本語教室「わいわいサロン」に

参加したりしました。

ほかに、伝統文化の存在が新たな文化創造に重要な役割を果たしていることや、母校法政大学の

大先輩である椋鳩十の記念館(喬木村)への訪問など、この地域の文化についても幅広く学びました。

来年度以降も、留学生はもちろん、一般学生や引率の先生も刺激を受けるこの研修を、末永く続けて

いきます。